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お笑い芸人が税金の申告漏れで叩かれている。
不安定なお仕事で・・・そりゃあ税金なんて払いたくない。
でもあんなに稼いでいるんだから~ちゃんと払わないとね。

うちも消費税がまだ払いきれていなくて少しづつ分割で支払っているのだが
消費税が10%になったあたりから毎月のように早く残金を払えと連絡が来る。
別に支払わないとは言っていないしお金があれば払っているさ。
向こうも電話して1万円でも回収したという実績が欲しいのだろう。
電話の後、1万円を入金したらその後ひと月は連絡がない。

税金といえば、数年前に儲かってもいない自営業に税務署が調査にやってきた。
まあ、本当に事業は傾いていたし余分なお金は全くない状態。
銀行からの借り入れのために無理してあげた売上のせいで
跳ね上がって支払えなくなった消費税の分割をお願いして
徴収の担当者が調べに来て分割が認められたすぐ後だった。

銀行からの借り入れもできなくなり
もう決算書の見栄えを気にしなくても良くなって
現状のまま申告したら消費税の課税業者ではなくなった。
それがおかしいと判断されたのだろう。
税務署が入ったらとにかく何かお土産を持ち帰らないと納得しないと聞いたことがある。
とにかく重箱の隅をつつくように調べて何か見つけて取り立てるとか。
でも当時は本当にお金がなくてどうしようもない状態の時。
どうしても何か取ろうというのならこの命でも持っていけばいいじゃない
なんてちょっとやさぐれていた私。

そしてやってきた二人組の職員。
最初は少し高圧的に感じていたのだが
全ての資料や申告書を提出して、
銀行から借り入れをするためにこうなってしまった~なんて一つ一つ説明をしていった。
入出金のデーターでおかしなところはなくて
それどころか経費で挙げられるものも申告できなかったなど
だんだんあちらの旗色が悪くなってきたところで
「一応、資料はお預かりして精査します」
と言って二日間と言われていたところを一日で調査は終わったのだが・・・

多分、これ以上調べても何も出てきそうになく
むしろ、ちょっとしたヌケを指摘したところで
逆に消費税分など返金しなくてはならなくなるからだろう。
領収書などを詳しく調べもせずにサッサと引き上げてしまった。
私が調査のためにパートを休んだという話をしたら
なんだか気の毒がられてしまって申し訳なかったと謝るので
こちらのほうが恐縮してしまった。
今思うと、あの税務署の方はとても紳士的な方でよかったと思う。
話を聞くとなかなかひどい人もいるらしいので・・・

芸人さんの税金の申告漏れの話題であの辛かったときのことを思い出した。





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